偏食

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子ども食堂にいる野菜が嫌いな男の子の話。

子ども食堂でいつものようにご飯を食べていると

元気いっぱいの男の子がお母さんと隣の席へ来た。

席に着くと「いただきます!」

と元気に言って美味しそうに食べ始める男の子。

しばらくすると、「野菜も食べなさい」

という声がきこえた。

美味しそうにご飯を食べ始めた元気いっぱいの男の子だ。

野菜嫌いだから、イヤだ

かたくなに野菜を拒否する男の子。

お母さんも困っている様子。。。

こうゆうとき、なんていってあげたらいいのだろう。

とりあえずやってみよう!と話しかけるチャンスを待っていると

男の子がヒーローに憧れていることがわかった。

これだ!!

と思い、隣にいる男の子に話しかける。

ヒーロー好きなの?

うん、好き!!強いから。

という男の子に

じゃあさ、一緒に野菜をたおして

レベルアップして強くなろう?

とちょっと無理やり感があるものの

声をかけてみると

しばらく何かを考え込み・・・

わかった!じゃあ競争しようと

野菜を食べ始める男の子。

よーし、負けないぞ。

先に強くなるのは僕だーと

演技をして急ぐマネをしてみると

男の子も夢中で野菜を食べている。

食べ終わると

どうだー!

と誇らしげに僕の顔をみる男の子。

あー、負けちゃったー。

悔しいなー。。。

と残念そうな顔をすると

僕はこれで強くなった!

とニコニコの男の子。

隣にいたお母さんにも報告をして

褒めてもらうと誇らしげな表情を見せていました。

なんてかわいいんだろう。

小さいうちから嫌いな野菜にも逃げずに立ち向かう

その男の子は

困っている人がいたら

きっと誰かのために行動できる

ヒーローになっているに違いない。

がんばれ小さなヒーロー!

好き嫌いがはっきりしていていいいな。

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偏食

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放課後等デイサービスで偏食のある子がいた。

初めて会った時は小学校3年生の時。

同じ学年の子どもたちよりも身体が小さかったのをよく覚えている。

その子が利用をはじめてから、困っていたことの1つは偏食。

食べれるものが全くなく、お菓子やオーブンで焼いたパンしか食べれなかった。

他の物を出しても「いらない」とお皿を遠くによける。

おやつの時間におやつを食べないでお腹がすいてくると他害がでる。

どうやったらこの子は食べ物に興味がでてくるのだろう。

食べれないものを食べたいと思わせるにはどうしたらいいのだろう。

日々ずっと考えていた。

半年に一回行う面談では保護者の方から

気になったことや最近の様子を詳細に聞く。

聞いたことをおやつの時間に試してみて好みを把握していく。

調べていくとその子の場合は、カリカリしている食べ物に興味があり、

カリカリしているものなら食べれる可能性が高いと分かった。

例えば、

うまい棒

オーブンでカリカリに焼いたパンの耳

生野菜(玉ねぎ)など

食べれなかったものが、徐々に食べれるようになるのが嬉しかった。

これならすぐにいろんな物を食べれるようになると思っていたが・・・

おやつの時には毎回同じものでないと怒り、食べなくなってしまった。

その子だけ、みんなと違うお菓子を食べる。

本当にそれがこの子に一番いいのだろうか?

心を鬼にしてみんなと同じ食べ物を出してみるも食べない。。。

後になって後悔したのは、もしも自分が嫌いな食べ物を無理にすすめられたら

どんな気持ちになっていただろうか?

きっといやな気持ちになっていたと思う。

食に興味をもつには、本人が食べてみようと思えなければ効果がない。

その配慮が僕には欠けていた。

無理に食べなさいと言われても余計に反発したくなる。

今思うと、その子の気持ちを考えられていなかった。

その後、とりあえずやっみよう!と試しに取り組んだのは

おやつの時間に好きな食べ物と初めての食べ物を用意しておく。

初めての物を先に渡してみる。

もちろん最初はイヤイヤ。

何度も何度も繰り返してようやく初めての物をほんのちょっぴり食べる。

食べれたときに

食べれたね!の声掛けと一緒に好きなお菓子を渡してみる。

もう一度、初めての物をすすめみて

食べれたときに

食べれたね!の声掛けと一緒に好きなお菓子を渡してみる。

毎日毎日それを繰り返していくうちに

これを食べたら、好きなものが食べられる!

と苦手なものも頑張って食べてくれるようになってきたときは

本当に嬉しかった。

子どもは天使だなー。

子どもたちは全力で向き合っていると

それに全力で答えてくれる。

子どもたちと関わるときに大切なことを2つあげるならば、

・大人も子どもと全力で遊ぶこと。

・約束は必ず守る。

厳しいことも言うけれど、この人は全力で遊んでくれる。

だから、この人のことは少し信じてみよう。

この人なら約束を守ってくれる。

その積み重ねや思いが信頼を築くことにつながると僕は考えています。

第1段階
食に興味をもてるようにする。

第2段階
食を広げよう。

第3段階
食を楽しめるようになる。